秋田県立能代工業高等学校のホームページにおいでいただき、ありがとうございます。
  本校は明治45年秋田県工業講習所として設立されてから、今年度で108周年となる伝統校であり、校是「和衷勤労」のもと、「ものづくり」を中心にすえた教育を実践しております。平成26年度から本校での学科改編が始まり、今年度から3学年とも、機械科、電気科、建設科の3学科体制となりました。学科の改編はあっても、学校としては、開校以来脈々と受け継がれてきた教育理念を大切にするとともに、時代の変化と要請に柔軟に対応しながら、日本の産業の根幹をなす工業の土台を支えているという自負を持って日々の教育活動に取り組んでおります。
  さて、令和2年度は、「能代工業高等学校」という校名は最後の年度ということになります。昨年度から令和3年度開校の能代地区専門系統合校のカリキュラムで学習し、統合校の制服を着用するなどして、準備を進めております。連綿と受け継がれてきている「ものづくり」の精神を忘れることなく、能代工業高等学校の伝統をしっかりと継承しつつ、それをさらに発展させ、能代科学技術高等学校につなげていきたいと考えております。
  また、新型コロナウィルス感染症の影響で、授業や生徒会活動、部活動等の教育活動が例年通りというわけにはいきません。様々な場面で我慢が強いられます。しかし、ここは、我らが校是「和衷勤労」の精神で教職員と生徒が一致団結し、皆で知恵を出し合い、この難局を乗り切らなければなりません。そして、生徒が安全・安心に学業や生徒会活動、部活動に集中できるように、我々教職員は努力いたします。
  どうか、本校のこのような教育方針などを理解していただき、能代科学技術高等学校の新たな歴史をつくるために、数多くの皆さんが受検してくれることを心待ちにしております。また、学校は、保護者の皆様と地域の皆様の御協力なくしては成り立たちません。未来ある生徒のために、ホームページをご覧いただいた皆様の御指導と御支援をお願いいたします。

秋田県立能代工業高等学校
  校 長  荒 川 正 明